今回は、自営業者に限らず多くの人を悩ます問題、パワハラ関して記事を書きたいと思います。
私自身、今まで仕事などで多くのパワハラを受けたことがあります。
しかし、恥ずかしい話ですが、私自身も今から考えたらパワハラにあたる言動をしてしまったこともあります。
*被害に遭われた方へは、この場合をお借りし、深くお詫び申し上げます。
現在、パワハラがこれだけ問題になっているにも関わらず、未だにパワハラにあたる言動を受けることもありますし、びっくりするようなパワハラ見かけたりもします。
目次
1.パワハラをする人のタイプ
1-1.短気型
パワハラをする人のタイプを、大まかに分けてみたいと思います。
まず、怒りっぽい人は、パワハラをする人が多い傾向にあります。
怒りっぽい人でパワハラをする人の中には、怒っているうちに妙なアドレナリンが出て、興奮状態に入ってしまう人もいます。
1-2.ネチネチ型
怒りっぽい人でなくても、パワハラをする人は結構います。
短気じゃないのにパワハラをする人は、ネチネチした嫌味をしつこい言ってきたりすることが多いです。
このタイプは、単に作業上、自身が指示を出す側というだけで、自分が先生か師匠になったかのような言動をしてくる人も多いです。
1-3.ハイブリッド型
短気型とネチネチ型が混ざっている人も、たまにいます。
短気度合いや、ネチネチ度合いも半々といった感じです。
1-4.エスカレートする人もいます
上記の3タイプ、どのタイプが一番嫌かというと、どのタイプもうっとうしいですが(笑)
現場でトラブルになりやすいのは、短気型かと思います。
それと、人によって段々マシになってくる人もいますが、段々エスカレートする人もいます。
2.パワハラの発生原因
まず、パワハラの発生原因ですが、もちろん、パワハラをする人の性格が一番大きいですが、普段はパワハラをしないけど、疲れてきたり、仕事の状況が悪い時に、八つ当たりでパワハラしてくる人もいます(これも性格の問題ですが)。
2-1.パワハラに対する認識の甘さも、大きな発生原因です
そしてもう一つ、大きなパワハラの発生原因が、パワハラに対する認識が甘い人が多いという事です。
現在、社会全体がパワハラに対して厳しくなっていますが、そのことを理解していない人が結構多いのです。
最近あったパワハラ事例を、2つ紹介します。
パワハラ事例1
これは、私があったパワハラですが、ある大きな現場で搬入作業を行った時のことです。
私と同世代くらいの現場監督から、搬入経路の指示を受けました。
しかし、タイル屋が、
「そのルートは今からタイルを張るし、そのことは朝礼でも言ってるぞ。」
と、少しけんか腰で言ってきました。
わたしは、搬入経路の指示をうけた現場監督に、そのこと伝えると驚くようなことを言われました。
以下、私と現場監督の会話です。
私「さっきの搬入経路、タイル屋さんが通るなと言ってきましたよ。それに、朝礼でも話してると言ってましたよ。」
現場監督「ええから、あのルートから運んだらええから。」
私「タイル屋さんが結構怒ってて、けんか腰だったので、トラブルになる可能性があるので、監督さんが、一度、タイル屋さんと話してもらえないですか。」
現場監督「ええから、運べ!!」
私は、大の大人に対して、「ええから、運べ!!」と言う現場監督にびっくりしました。
現場監督は、仕事上指示を出す立場ですが、別にえらいわけではありません。
もし、私が本気で腹を立てて、その現場監督の所属するゼネコンや、労働基準監督署に、その話を報告したら、その現場監督はそれなりに怒られるでしょう。
しかし、その現場監督は、自分の発言が報告されたら、自分が怒られるということを理解していないのです。
パワハラ事例2
これはあるマンションの改修工事の時の話です。
マンションの集会所が、現場事務所兼休憩所になっていました。
私が昼休憩の時、弁当を食べて昼寝をしようとしていたら、信じられない会話が聞こえてきました。
以下、年配の現場監督(以下 現場監督:年)と、若い現場監督:(以下 現場監督:若)の会話です。
弁当を食べようとする若い現場監督へ、年配の現場監督から話はじめました。
現場監督:年 「お前、仕事もろくにせんクセに、弁当だけはいっちょまえに食うんやな。」
現場監督:若 「はあ・・・・」
現場監督:年 「お前ができることは、弁当食うことと、家帰ることだけやな。」
現場監督:若 「・・・・」
現場監督:年 「お前ができることは、弁当食うことと、家帰ることだけや」*この発言が4・5回繰り返される。
現場監督:若 「・・・・」
現場監督:年 音を立てて机をたたき始める「ドンドン・ドンドン」
現場監督:年 「お前は脳みそクサッ・・・(自主規制)」*この発言が4・5回繰り返される。
休憩時間いっぱいこの話はつづき、私は昼寝はできませんでした(;^_^A
若い現場監督が、この話を会社や労働基準監督署に報告したら、年配の現場監督はそれなりの処分を受けると思います。
しかし、この年配の現場監督は、後輩にはボロカスに言ってもかまわないという昔の感覚が残っており、報告されたら処分を受けるような事を言っていると理解していないのです。
現場を管理する現場監督でも、上記のような発言があるくらいですから、職人の間でのパワハラでも、ひどいのを見かけます。
パワハラはしてはいけない事、そして、社会全体がパワハラに対して厳しくなっていることを理解していない人は、未だに本当に多いと思います。
3.パワハラの予防と対策
3-1.パワハラの予防
パワハラの予防ですが、正直なところ予防はかなり難しいと思います。
できる予防としては、パワハラの多い業種の仕事しない。
パワハラ体質な会社や、人物となるべく付き合いをしないといったぐらいしか思いつきません。
3-2.パワハラに遭ったときの対策
パワハラに遭ったときの対策ですが、
・聞き流せる範囲のパワハラなら聞き流すというのも、一つの選択肢だと思います。
中には、段々マシになっていく人もいます。
しかし、聞き流しているとエスカレートする人もいますので、そういう人には下記の対策のどれかを取ると良いかと思います。
・話がある程度通じそうな相手なら、やめるように言ってみる。
中には、これで問題解決するかもしれません。
しかし、パワハラをする人の多くが話が通じない人が多いです。
・パワハラをする人、もしくは、パワハラをする人の所属する会社との付き合いをやめる。
いい解決方法ではないかもしれませんが、無理に我慢して、心を病んでしまったりするよりは、ずっといいと思います。
・パワハラをする人の会社の上部、もしくは、労働基準監督署に報告する。
パワハラをする人は未だに多いですが、社会全体はパワハラに対して厳しくなっています。
相手がまともな会社に勤めている場合は、会社自体はパワハラを容認していないと思いますので、相手の会社の上部に話をするのも一つ手段です。
もし、話をする場合は、なるべく感情的にならず、具体的に何を言われたか、何をされたか伝えるように心がけましょう。
そして、相手の勤めてる会社が、まともな会社ではない場合は、労働基準監督署などの公的機関に報告するという方法もあります。
その場合も、具体的に何を言われたか、何をされたか伝えるように心がけましょう。
自身にとってリスクのある方法ですが、無理に我慢して、心を病んでしまうよりずっといいと思います。
4.まとめ
パワハラをする人は、未だに多いですが、社会全体はパワハラに対して厳しくなっています。
パワハラに遭ったさいは、そのことを頭に置いて、度の過ぎたパワハラを我慢して、病んでしまったりしないように気を付けていきましょう(^^)