去年・2021年に、バートル製の空調服を購入し、レビュー記事をアップさせていただきました。
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【空調服】 BURTLE(バートル)エアークラフト 2021モデル購入レビュー!
今から1年前の2020年に、空調服に関する記事をアップしました。 ただ、記事をアップしたのは1年前ですが、空調服を買ったのが2年前だったため、去年の夏の終わりには、空調服のウェアの汚れがかなり目立って ...
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ただ、その後、実際に建築現場で空調服を使ったときに、一つ困った事がありました。
去年買った空調服のウェアは、フルハーネス対応ではなかったので、空調服の上からしかフルハーネスを着けられなかったのです。
空調服の上からフルハーネスを付けると、空気の流れが悪くなり、空調服の効きがすごく悪くなります。
しかも、法令上「墜落制止用器具はフルハーネスが原則化」となり、今年・2022年の1月2日から完全施工されました。
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「フルハーネス型」墜落制止用器具が原則化され、2022年には「胴ベルト型」は(ほぼ)使えなくなります!
平成31年2月1日以降、法令上「安全帯」の名称が「墜落制止用器具」に改められました。 墜落制止用器具は「フルハーネス型」を使用することが原則となり、「胴ベルト型」は、ごく限られた条件でしか使えなくなり ...
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そして、私の場合、ほとんどの現場でフルハーネスを着用しなければいけなくなりました。
そこで、新しく「フルハーネス対応の空調服のウェア」を購入しました。
購入したウェアはコチラ ↓
ちなみに、空調服をフルハーネス対応にするためには、空調服をフルセット買い替える必要はありません。
ウェアだけを買い替えたら大丈夫です。
※例外はあるかもしれないので購入前にご確認ください。それと、同一メーカーの商品の購入を推奨します。
フルハーネス対応空調服(フルセット)
今回の記事では「フルハーネス対応の空調服のウェア」の購入時の注意点と、装着方法を解説したいと思います。
なお、バートルというメーカーの空調服でのレビューになりますので、他社の空調服の場合は多少違いがあるかもしれません。
あらかじめご了承ください。
目次
1.フルセットで買うときの注意点!
・名の通ったメーカーがオススメ
フルハーネス対応の空調服をフルセットで買うときの注意点ですが、これは空調服買うとき全般にいえることですが、名の通ったメーカーの商品をお勧めします。
理由は、名の通ったメーカーの方が品物が良い可能性が高いというのがあります。
ただ、それ以上に、空調服はウェアが破れたり、汗でファンが壊れたりする事があります。
一部の部分が壊れたときに、名の通ったメーカーなら交換部品を購入しやすいです。
・バッテリーの容量が大きい商品がオススメ
空調服のバッテリーが作業中に切れると、むちゃくちゃ暑いです。
私が利用しているバートルというメーカーでは、今年は最高出力17ボルトの空調服が販売されています。
なお、去年、私が買ったバートルの空調服のバッテリーは最高出力が13ボルトでした。
同じバートルのバッテリーでも、去年のモデルと今年のモデルでは、最高出力も連続稼働時間も今年のモデルの方が圧倒的に性能が高くなっています。
注意点今年のモデルのウェアと去年のモデルのバッテリー&ファンをセットにした商品が販売されています(少し安いです)
ただ、今年のモデルのバッテリー&ファンの方が圧倒的性能が上ですので、今年のモデルのバッテリー&ファンとのセットの購入をお勧めします。
見分け方
今年のモデルのバッテリー&ファンセットはバッテリーの最高出力が17ボルト、去年のモデルのバッテリー&ファンセットは最高出力は13ボルトです。
・フルハーネスが「ランヤードを取り外しできるタイプ」でないと正しく使えない
「フルハーネス対応の空調服のウェア」は背中の「ランヤード取付口」から、「フルハーネスのランヤード取り付け部分」を出して、そこにランヤードの小さい方のフックを付けます。
しかし、フルセットで販売しているフルハーネスは、ランヤードが取り外し出来ないタイプが結構多いです。
「墜落制止用器具はフルハーネスが原則化」されたため「フルハーネス対応の空調服のウェア」に買い替えても「フルハーネスがランヤードを取り外し出来ないタイプ」だと正しく使うことができません。
つまり、余計な買い物になってしまう可能性があります。
「フルハーネス対応の空調服のウェア」を買うときは、まず、所有されているフルハーネスが「ランヤードの取り外し出来るタイプ」か確認するようにしておきましょう。
それと「フルハーネス対応の空調服のウェア」と同時にフルハーネスも購入する場合は、ランヤードの取り外しができる「フルハーネスのセット」を購入するか、フルハーネスとランヤードを別で購入するようにしておきましょう。
2.「フルハーネス対応の空調服」の装着方法
・装着する前に「フルハーネス・ウェア・ランヤード」の組み立てをする
まず、装着する前に、フルハーネス、ウェア、ランヤードの組み立てをします。
ウェアの、背中の位置にある「ランヤード取付口」を空けます。
そして、フルハーネスの上下を確認し、「ランヤード取付口」から「フルハーネスのランヤード取り付け部分」を出します。
次に「ランヤード取り付け部分」に「ランヤードの小さい方のフック」を掛けます。
そして、ウェアの両肩にある「両肩ハーネスフックハンガー」にランヤードの大きい方のフックをかけます。
※装着後にランヤードを「両肩ハーネスフックハンガー」掛けても大丈夫です。
これで、装着前の組み立て完成です。
・装着方法
それでは今から装着していきます。
まず、フルハーネスをウェアごと、ランヤードが脇の下を通るようにして、腕の部分を通します。
両腕を通したら、フルハーネスの胸のベルトを止めます。
腰ベルト(胴ベルト)が着いている場合は腰ベルトも止めておきましょう。
なお、腰ベルト自体は、安全基準上は着けても着けなくても、どちらでも問題ないそうです。
そして次に、ウェアのファスナーをしめます。
これで上半身の装着完了です。
次は、下半身を装着します。
フルハーネスの太もも部分のベルトは、留め具を外すと長い方と短い方に別れます。
ベルトの長い方を、太ももの内側を通して一周させ、太もも部分のベルトを留めます。
太もも部分のベルトを両足留めたら「フルハーネス対応空調服」と「フルハーネス」の装着完了です。
3.フルハーネスの留め具は「はめ込み式」より「ワンタッチ式」がオススメ
なお、追加のお話をしておくと、私が普段使っているフルハーネスは、留め具がワンタッチ式です。しかし、私が予備で持っているフルハーネスの留め具は「はめ込み式」です。
留め具は「はめ込み式」より「ワンタッチ式」の方がはるかに楽です。
これから空調服と同時にフルハーネスを購入される方は、ランヤードが取り外しできるタイプで、なおかつ、留め具がワンタッチ式の物をオススメします。
4.さいごに
私は過去に、何度か熱中症で運ばれた事があります。
しかし、2年前から空調服を使用するようになってからは、無事に夏場を乗り切れています。
安全面からも、空調服の使用をお勧めします。
それと、空調服は1年で大幅に性能がアップするので、同じ空調服を何年も使うより、ある程度のスパンで買い替える事をお勧めします。
あと、文中でも書きましたが、フルハーネスは着脱が楽の物をお勧めします。
適切な空調服とフルハーネスを使用して、夏を乗り切りましょう
(*‘∀‘)