2021年も7月に入り、本格的に暑くなってきました。
そして、暑い時期に気をつけなければいけないのが熱中症です。
私は、建築関係の仕事で「荷揚げ屋」という仕事を25年間しています。
ただ、恥ずかしい話なのですが、仕事で熱中症になって病院に行ったことが6回、救急車で運ばれたことが4回あります。
そこで、今回の記事では熱中症の経験者である私から、熱中症になったらどういう状態になるのか、熱中症になった時、もしくは、なりそうな時はどういう事に気をつけたらいいのか、あと、私の話では説得力がないかもしれませんが、熱中症の予防方法についてお話させていただきます。
なお、私は医療関係の専門家ではないため、あくまでも私の経験上での話、見解になりますので、あらかじめご了承ください。
目次
1.初めて熱中症になった時の話
私は「荷揚げ屋」を始めてから、最初の10年は熱中症になった事はありませんでした。
ですので、自分は熱中症にはならないと思っていたのですが、32歳くらいの時に初めて熱中症になりました。熱中症になった原因としましては、
- 熱中症になった日が、ものすごく暑かった
- 手持ちのスポーツドリンクがなくなったが、自動販売機の場所が遠かったため、途中から水で水分補給をしていた。
というのもあります。
ただ、それ以上に大きな理由としては、
- 体重が10キロ以上増えていた
- 年齢が上がった
この2つが大きな原因だったと思います。
特に太ってしまうと熱中症になりやすくなりますので、私もですが、現在肥満気味の方や、現在は太ってなくても熱中症のリスクの高い仕事をしている方は、体重増加には十分注意しましょう。
2.熱中症の症状
・熱中症の主な症状
熱中症の主な症状としましては
- めまいや顔のほてり
- 筋肉痛や筋肉のけいれん
- 体のだるさや吐き気
- 汗のかきかたがおかしい
- 体温が高い、皮膚の異常
- 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
- 水分補給ができない
といった症状があります。
・私に強く出た症状は「熱けいれん」
その中で、私が熱中症になった時に強く出た症状が、筋肉のけいれん、「熱けいれん」という症状でした。
私が熱けいれんになった時は、最初は手足などがつりはじめ、そのうち太ももなどの大きな筋肉がつりだして、最終的には全身に筋肉がつった状態になりました。
・「熱けいれん」になったら
まず、熱けいれんになったら、無茶苦茶痛いです。
足をつった事のある人は多いと思いますが、一か所つっただけでもかなり痛いですよね、あの痛みが全身に起こるので尋常じゃない痛さです。
そして、重症化すると体をほとんど動かせなくなります。
私の場合は、重度の熱けいれんになった時、自分で救急車を呼ぶ電話すらかけられない状態になってしまったので、別の人に救急車を呼んでもらいました。
3.熱中症の症状が出た時に気を付けたい事
・ギリギリまで我慢しない
今度は、熱中症の症状が出た時に、気を付けた方がいい事についてもお話させていただきます。
熱中症の症状が出てしまったら、ギリギリまで我慢して作業を続けずに、症状がひどくなる前に、仕事を止める、病院に行くなどの措置を取る事をおすすめします。
理由を言いますと、ギリギリまで我慢すると自身が危険なだけでなく、救急車で運ばれたり、重症化したりと、結果的に返って周りに迷惑がかかる事にもなります。
・運び出せない場所にはいかない
熱中症が重症化すると、全く動けない状態になってしまう事あります。
足場の中や、屋上など、運びだすのが困難な場所で動けない状態になってしまうと、救急車を呼んでも、救急隊員の方が運びだせなくなってしまいます。
熱中症の症状が出たら、運び出せない場所にはいかないようにしましょう。
・仕事が終わった後も要注意!
仕事での熱中症というと、仕事の最中に熱中症になるイメージがあると思います。
しかし、私が1回目と2回目、熱中症になった時は、仕事から帰っている最中に熱中症が重症化し、救急車で運ばれる事になりました。
熱中症になりやすい時期は、基本的に暑い時期ですので、仕事中だけでなく帰りの道中も暑い事が多いです。
仕事中はなんとか乗り切っても、帰っている最中に熱中症が重症化する事もあります。
熱中症は、仕事が終わった後も注意しましょう。
・季節の変わり目も要注意!
熱中症に1番なりやすいのは、7月・8月といった気温が高い時期ですが、季節の変わり目の時期も注意が必要です。
私はおととし、空調服を導入したうえ、熱中症対策を十分していたため、7月・8月の猛暑下でも熱中症になることはありませんでした。
しかし、10月の後半に「もう大丈夫だろう」と空調服も持ち歩かなくなり、水分補給もおろそかになった時に熱中症になってしまいました。
ほかにも以前、病院に行くほどではありませんでしたが、4月にも軽い熱中症になったことがあります。
季節の変わり目は気温の変化が激しいので、急に暑くなったり、涼しくなったと思っていたら、また急に暑くなったりします。
季節の変わり目も熱中症には十分に注意しましょう。
4.グレカイの熱中症対策
・空調服
私はおととしから仕事に空調服を導入して、今年、新しい空調服に買い替えました。
空調服を使用したうえでの意見ですが、空調服を導入すると熱中症のリスクは大幅に減ると思います。
それと、熱中症関係なく、暑い時期は空調服を着た方が作業は楽だと思います。
空調服の性能は年々上がっていますし、メーカーによっては安価で販売していますので空調服の導入をオススメします。
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・経口補水液
熱中症予防として、水分補給はもちろん重要です。
汗をかくと水分とともに塩分なども出てしまうため、夏場の水分補給は水やお茶よりスポーツドリンクの方が良いと言われています。
ただ、通常の水分補給であれば、スポーツドリンクでも十分ですが、暑い時期にハードな仕事をしていると、スポーツドリンクでの水分補給でも脱水症状を起こすことがあります。
そこで、私が利用しているのが経口補水液です。
経口補水液は、水と塩分と糖分をバランスよく含み、カラダへの速やかな吸収に優れた成分になっています。
私は夏場に経口補水液を飲みますが、熱中症の予防効果はかなり高いと思います。
経口補水液で有名なのは大塚製薬のOS1ですが、値段が結構高いので、私は「日本薬剤」というメーカーの「エブリサポート」という経口補水液を利用しています。
「エブリサポート」の値段はOS1の半分くらいなので、経済的にかなり助かります。
なお、「エブリサポート」は売っている店が限られているため、私は、Amazonか楽天でまとめ買いしています。
それと、経口補水液は塩分濃度が高いため、飲み過ぎにはご注意ください。
・オーエスワンパウダー
経口補水液は、熱中症予防効果はかなり高いと思いますが、液体で持ち歩くとかなり重たいうえに、販売しているお店も限られています。
※普通のコンビニエンスストアでは販売していません。
そこで私は、水で溶かすとOS1になる「OS1パウダー」も持ち歩くようにしています。
「OS1パウダー」を持っていれば、経口補水液が売っていなくても、水があれば経口補水液を作る事ができます。
なお、他のメーカーからもパウダー状の経口補水液は販売されていますが、液体の経口補水液に比べてかなり成分が薄いです。
OS1パウダーは、液体のOS1と成分の差が少ないので、ほかの経口補水液パウダーより値段は高いですが、私は、OS1パウダーを使用しています。
5.さいごに
今年は、新型コロナウイルスの影響でマスクを着用しなければいけない事が多いので、今まで以上に熱中症には気をつけて、今年の夏を乗り切りましょう
(*‘∀‘)