私(グレートカイザー)がプロレスの試合をする時は、試合そのものより、マイクパフォーマンスの方が大きな売りになっています。
そして、そのマイクパフォーマンスは、プロレスを始める前にやっていたヒーローショーで、「悪ボス」という役を長年やっていた時に培われたものでした。
悪ボスとは?「悪ボス」とは、ライブ(生音)形式のヒーローショーでの悪役側のボスで、マイクを持ってショーの進行も兼ねている。
尚、現在は版権物(東映や円谷プロなど)のショーは完パケ形式(事前に録音した音源に合わせてショーを進行する)が主流であるが、悪ボス形式でショーを行われることもある。
ローカルヒーローなどは、現在でも、悪ボス形式でショーをしている所が比較的多いようである。
今回は、グレカイ流のマイクパフォーマンスの、ポイントと注意点をお話します。
目次
1.客と目を合わせ、話しかけるようにしゃべる
人は話をする時は、1対1だと話を聞く人が多いと思いますが、一人が大人数の前で話をする時は、あまり話を聞かない人も多いと思います。
そこで重要なのは、お客さんに「あなたに話をしているのですよ」と意識させる事です。
そのために必要な事は、
- 客席に目線を配り、お客さんとなるべく目を合わせる
- 話しかけるように喋る
この2点を意識して話をすれば、マイクパフォーマンスを集中して聞いてくれる可能性は高くなります。
2.ややゆっくりと、抑揚(よくよう)をつけてしゃべる!
結構多いのが、大人数の前でしゃべる時に早口になってしまう人です。
早口になると、よほど腕のいい漫才師とかでないかぎり、噛みやすくなってしまったり、何を言ってるのか聞き取りづらくなってしまう事が多いです。
そこで、私が勧めているのが
「ややゆっくりと、抑揚(よくよう)をつけて喋る」
る事です。
単にゆっくりとしゃべるとダラダラしてしまいますので、抑揚をつける事も大切です。
3.話のポイントを絞ってしゃべる!
・それほど重要でない話はカットする事も考える
マイクパフォーマンスをする際に、話のポイントを絞ってしゃべる事も大切です。
プロレスでいえば、マイクパフォーマンスをよくする選手の中には、話したい事を全部しゃっべってしまう選手もいます。
しかし、話したい事を全部しゃべってしまったら、話がとても長くなってしまうのでお客さんもダレてしまいます。
そこで、私がオススメするのは、話したい事が5つある場合、3つがそれほど重要ではない話で2つが重要な話の場合は、重要な2つの話に絞ってしゃべる事です。
その方が伝えたい事が、お客さんによく伝わると思います。
・説明ゼリフ(説明話)は、ライブを見るのに必要な範囲内で!
私がヒーローショーをしていた時の話になりますが、オタク系のアクターが悪ボス(マイクを持ってショーを進行する悪役)をする時に、その日のショーを見るうえで必要のないキャラクター設定を説明したりと、説明ゼリフが長くなる事が多かったです。
しかし、説明ゼリフというのは、長くなると非常にダレてしまいます。
ライブで何かをする時の説明ゼリフ(説明話)は、
その日のライブを見るうえで、必要な範囲の説明ゼリフ(説明話)にとどめておく
事をお勧めします。
4.流行っている(ウケている)ものを取り入れる!
マイクパフォーマンスをする時に、その時流行っているもの、ウケているもの(特にテレビやアニメなどで)を取り入れたら、子供からは凄く受けます。
12年ぐらい前に、施設の慰問でオリジナルショーを行った時の話ですが、その時は小島よしおの「そんなの関係ねえ」が流行っていたので、ショーのお遊びコーナーで、「そんなの関係ねえ」をやったら物凄くウケただけでなく、ショーが終わった後も子供たちが「そんなの関係ねえ」を連呼しながら、私にいつまでも、しがみついてきました(笑)
「妖怪ウォッチ」が人気絶頂の時に、プロレスの試合で「ジバニャン」のネタを入れたら、
※私のプロレスの試合は、お笑いの要素が多いです。
ネタのクオリティーは微妙でしたが(笑)、子供にはバカウケしました(*‘∀‘)
5.さいごに
冒頭でもお話しましたが、マイクパフォーマンスには色々なタイプがあります。
マイクパフォーマンスを始めたばかりの時は、自分がいいと思う人のマイクパフォーマンスや、真似しやすい人のマイクパフォーマンスを意識するのもいいと思います。
それと、あまり好きではないマイクパフォーマンスをする人でも、一ヶ所位いい所があったりしますので、いいと思った所だけ取り入れるのも良いかと思います。
今回の記事も、いいと思った所だけ取り入れてくれたら良いかなと思います(*‘∀‘)