私は建築関係の仕事をしていますが、仕事場で「怒りっぽい人」をよく見かけます。
ずうっと怒鳴りながら後輩に指示を出してる人や、他業者に、ものすごく感情的になって文句を言ってる人など、見ているだけで不愉快な気分になります。
とは言うものの、私自身も、元々は怒りっぽい性格をしていました。
しかし、怒りっぽい人と一緒にいると疲れるうえに、怒ってる当人も疲れるという事に気付いて改めるようにしました。
今回の記事では、怒りっぽい人はいかに相手にストレスを与え、自分自身も損をしているか、そして、私なりの「怒りっぽい性格の直し方」を書きたいと思います。
目次
2.「怒り」の感情がエスカレートする理由
・怒りの感情は、あくまで「二次感情」
怒りの感情は「一次感情」ではありません。
何かあった事に対して腹を立て怒るので、あくまで「二次感情」です。
「怒り」の感情が発生する理由としては、
- 自分が思ったように、人が動いてくれない。
- 自分は「こうあるべきだ」という物事の基準があるが、自分の基準と違う事をされる。
- 相手の態度や言葉使いが気に入らない。
- 仕事で相手にミスをされる。
などがあります。
・怒りの感情は「エネルギーが強い」ゆえに暴走しやすい
感情には「喜び・悲しみ・楽しみ・怒り」などがあります。
「怒り」は二次感情ですが、他の感情に比べて「エネルギーが強い」のが特徴です。
2.怒りっぽい人はこれだけ損をしてる
・相手も自分も疲れる
怒りっぽい人は、相手を疲れさすだけでなく、自分自身も疲れます。
頻繫に怒ってイライラしていると、無駄なエネルギーを使います。
・人から嫌がられる
怒りっぽい人や、感情的になりやすい人を好きという人はあまりいません。
周りから距離を置かれて、人が離れていきます。
・仕事の面でも損をする
怒りっぽい人や、感情的になりやすい人と、一緒に仕事をしたい人もあまりいません。
そういった人でも、忙しくて人が足らない時は仕事があると思いますが、他に仕事を頼める場合は、仕事は頼まれないと思います。
私も、怒りっぽい人や、感情的になりやすい人とは取引をしないようにしています。
※私が個人事業主なので、ある程度は仕事相手を選べるというのもあります。
・みっともない
怒りっぽい人が、怒鳴り散らしている姿や、しつこく文句を言っている姿は、非常に「みっともない」です。
心当たりのある方は、みっともない姿を人に見せている という事を意識して、気を付ける事をオススメします。
3.セルフチェック「怒りっぽい人」の言い訳集
怒りっぽい人は、怒って感情的になったり、言動が乱暴になる事に対して、おかしな言い訳をする人がいます。
セルフチェックして当てはまる人は、気を付ける事をオススメします 。
- 俺はこういう性格やから、悪気はないから
悪気があろうがなかろうが、感情的に怒られた側は不快な気分になります。
- 言い過ぎた時は、後で謝っているから
謝らないよりはマシですが、後で謝られたも感情的に怒られたりした側は、ストレスを感じています。
最初から言い過ぎないように気を付けましょう。
- 俺は○○(職業や役職)やから、こういう物の言い方やねん
※具体例:「俺は職人やから、こういう物の言い方やねん」これは私が、雇われで荷揚げ屋をしていた時に、乱暴な言動をする職人から言われた言葉ですが、小学生以下のレベルの言い訳です。
どんな職業や、役職であれ、乱暴な言動をしていいわけではありません。
「口が悪い」時点で、いい人ではないと思います(笑)
4.グレカイ流「怒りっぽい性格の直し方」
・温厚な人を演じる所から始める
私は元々は「怒りっぽい性格」だったのですが、それを改めるため「穏やかな人を演じる」所から始めました。
すると、段々それが習慣づき、些細な事では怒らないようになってきました。
※もちろん、怒らなければいけないような事があった時は、常識の範囲内では怒ります。
ちなみに、意識して穏やかに振る舞う、穏やかな人を演じる事を「アクトカーム」と言うそうです。
・怒りの許容範囲を広げる
怒りの許容範囲が狭ければ、頻繫に腹を立てる事になるので、はっきり言って疲れます。
怒りの許容範囲をなるべく広げるようにしておけば、頻繫に腹を立てなくなります。
容器が大きければ中身がこぼれる事が少ないのと同じで、心の許容範囲が広ければ「怒りのエネルギー」がこぼれる事も少なくなります。
・定期的にストレス解消をし、心に余裕を作る
ストレスが溜まっていると、どうしても怒りっぽくなります。
私の場合は、定期的に好きな事をしたり(筋トレなど)、好きな音楽を聴いたり(特撮ソング)、親しい友人と食事に行ったりして、意識して、定期的にストレス解消をするようにしています。
5.理不尽な相手には、毅然とした態度で対処をしましょう!
・理不尽な相手やパワハラを我慢すると、エスカレートする場合がある!
些細な事で怒るのをやめて、穏やかな言動を心掛けていると、人からは良い印象を持たれる事が増えます。
しかし残念ながら、穏やかな言動を心がけていると、おとなしいと思って、付け上がって理不尽な事を言ってくる人もいます。
私は聞き流せる範囲の事は、聞き流すようにしていますが、許容範囲を越えた「理不尽な言動」や「パワハラ」は対処するようにしています。
なぜなら、不愉快なのもありますが、許容しているとエスカレートする事があるからです。
私の場合は、話せば通じそうな相手であれば、本人に直接言うこともあります。
話が通じないような相手であれば、取引先に「理不尽な言動や、パワハラ」に対する苦情を出します。
私の場合は個人事業主なので「対会社」として対処をしています。
・社会はパワハラに厳しくなっています・耐える必要はありません!
建築現場で、現場監督や職人が、部下をボロカスに怒鳴り散らかしたり、ひどい時は頭を叩いたりと、酷いパワハラを今だによく見かけます。
そういった現場を見て、私は「なぜ我慢しているんだ?」と思っています。
パワハラをしている側の上司は、人間としても、社会人としても論外ですが、
現在は「社会がパワハラに厳しくなっている」ので、我慢せずに会社の上部や、会社がパワハラを容認していたら、労働基準監督署なりに報告したらいいと思います。
早めに辞めた方がいいと思います
6.さいごに
怒りっぽい人、特に怒りの感情をコントロールできない人で、仕事を含めて物事がうまくいっている人を見た事がありません(少なくとも私は)。
怒って当然な事は、常識の範囲内で怒っていいと思います。
しかし、怒りの感情がエスカレートして、暴走させてしまうと、周りから嫌がられるだけでなく自分自身も損をします。
「怒りの感情」は、うまくコントロールしていく事をオススメします
(*‘∀‘)